要約
- 浮気、不倫調査の方法は、近年でも変わらず張り込み、尾行が主な手段。
- ここ数年で、ネットワークカメラを利用する張り込み方法が普及している。
- 自動車での尾行は、GPS発信機を利用する場合がある。
はじめに
この記事では、探偵が浮気、不倫調査でどのように調査を行うかについて書いています。依頼者はお金を払って調査を依頼するので、調査は絶対に失敗してほしくないですよね。
調査の成功確率が高い探偵社を見極めるためにも、まずは、探偵の調査方法を理解することは重要です。
探偵の調査方法も技術の進歩に伴って変化しています。この記事で、2022年で最新の調査方法を確認しておきましょう。
浮気、不倫調査の目的
探偵に浮気、不倫調査を依頼する人が知りたい情報は、主に以下です。
- パートナーが浮気、不倫をしているかどうか
- パートナーが、誰と浮気、不倫をしているのか
- パートナーが浮気、不倫をしている相手の素性
探偵は、これらの情報を集めるために、調査を行います。
浮気、不倫調査の方法
浮気、不倫調査の成功確率を上げる方法を理解するには、まず、探偵が浮気、不倫調査をどのように行っているのかを知る必要があります。
浮気、不倫調査の目的を達成するために、探偵が用いる調査方法は、以下です。
- 張り込み
- 尾行
依頼者から提供される情報を元に、調査対象者を張り込み、調査対象者が動けば、尾行を始めます。調査対象者が浮気、不倫をしているのか、誰と会っているのか、相手はどんな人で、どこに住んでいるのか、など依頼者の知りたい情報を集めます。
では、探偵がどのように調査対象者を張り込み、尾行しているのかを解説します。
依頼者からの情報提供
探偵は、浮気、不倫調査で、張り込み、尾行をして、依頼者が知りたい情報を集めます。実際に、張り込み、尾行を行う上で必要になる情報があります。
それは、調査対象者の顔、格好、風貌、服装などの情報です。探偵は、調査前にこれらの情報を画像で依頼者からもらいます。探偵は、このような画像を「面取り画像」と呼んだりします。
張り込み
まず、張り込みと聞いてパッと浮かぶのは、下記のようなイメージだと思います。
街中の電柱、木、曲がり角などの物陰に隠れて、調査対象者が建物から出てくるのを目視で注視する。刑事ものの映画では、あんぱんと牛乳を持っている姿も浮かびますね。
テレビや映画などで、探偵や刑事の張り込みは、このような描写が繰り返されるので、私たちの頭の中にもこのようなイメージが付いています。
たしかに、数年前までの探偵の張り込みは、これに近い方法でした。しかし、2022年で最新の張り込み方法は、技術の進歩に伴い変化しています。
最近の探偵は、張り込みにネットワークカメラを使用します。
新しい言葉が出てきましたね。安心してください。ネットワークカメラについて、この記事内で知るべき特徴は以下です。
- 撮影した写真、映像を、リアルタイムでスマホ、パソコンで見れる
- インターネットに接続されているので、どこからでも確認できる
イメージしやすいものとしては、防犯カメラやペット、子供見守り用カメラなどです。
最近の探偵は、調査対象者が出てくる建物の近くに、このネットワークカメラを設置して、探偵はその建物から少し離れた車内などで、ネットワークカメラの映像をリアルタイムに監視して、張り込みを行っています。
従来の目視による張り込みと、ネットワークカメラを利用した張り込みで、どんな違いがあるのでしょうか?
一つは、張り込みをする人の負担軽減が挙げられます。
張り込みは、数時間で終わるものでしょうか?
答えはNoです。例えば、調査対象者が浮気相手とホテルに入った後、いつ出てくるのかを予想することは困難でしょう。
人によっては、1時間で出てくる人もいますし、10時間後に出てくる人もいます。探偵は、調査対象者がホテルから出てくる、その一瞬をカメラに収めなければいけません。
建物の立地的に、目視による張り込みが車内から行える場合はラッキーですが、そうでない場合は、猛暑の日も、極寒の日も立って張り込みをする必要があります。
目視による張り込みの場合、猛暑の日に汗を拭ったその瞬間、極寒の日にダウンを羽織ったその瞬間に、調査対象者が出てきてしまい、カメラを向けることができなかったら、浮気、不倫の証拠を取り逃してしまいます。
このようなリスクを減らせる点で、ネットワークカメラを利用した張り込みは優れています。
二つ目は、立地的な問題の解消が挙げられます。
張り込みでは、どこかの建物から出てくる調査対象者を撮影したいわけですが、どこからでも張り込みできるわけではありません。
大前提として、調査対象者に気づかれてはいけないので、物陰に身を潜める必要があります。しかし、建物の立地的に、身をひそめられる場所が、ほとんどない場合もあります。
この場合、従来の目視による張り込みだと、遠く離れた場所から張り込むことになり、調査対象者を判別しづらくなり、撮影した映像も不鮮明になることがあります。
この立地的な問題も、ネットワークカメラを利用すれば解消されます。
現場の実際の例をあげると、建物の立地的に身をひそめられる場所が少ない場合でも、自転車のサドルバックの中にネットワークカメラを忍ばせて、その自転車を建物の近くに置くことで、張り込みを行うことがあります。
上記のようなメリットがあるので、最近の探偵は、ネットワークカメラを利用した張り込みを行います。
探偵を選ぶ際には、このように張り込みの方法なども、確認してみてもいいかもしれません。
尾行
尾行の方法は、あなたの想像通りかもしれません。日本での主な移動手段として、下記があります。
- 徒歩
- 自転車
- バイク
- 自動車
- 電車
探偵の尾行では、調査対象者の移動手段に地道についていくだけです。例えば徒歩の場合、調査対象者の何m後ろまで近づくかは、場所によります。
都内で人の行き来が多い渋谷のような場所だと、5m後ろから尾行してもバレません。田舎や住宅街だと、25m以上離れて尾行することが多いです。
探偵の尾行は、調査対象者を見失うリスクを考慮して、基本的に2人以上で行います。2人で尾行する場合は、一人は調査対象者の後ろから、もう一人は道路を挟んだ斜め後ろから尾行することが多いです。
電車の場合だと、さらに調査対象者に近づくこともあります。
例えば、満員電車の場合は、調査対象者がいつどの駅で降りるのか分からないので、背中合わせで電車に乗ることもあったりします。
自動車の場合は、調査対象者の車にGPS発信機を取り付ける場合もあります。