要約
- 浮気、不倫調査の失敗は、調査員と依頼者の原因に分けられます。
- 調査員が原因で調査が失敗することを、依頼者が防ぐことは難しいです。
- 依頼者が原因で調査が失敗する場合、調査対象者の警戒が問題になります。
- 調査対象者を警戒させないことが肝心です。
はじめに
探偵に浮気、不倫調査を依頼する人の願いは、ただ一つです。
限りなく安い費用で、確実に調査を成功させてほしい。
ほとんどの人が頷いてくれたと思います。この記事では、「確実に調査を成功させてほしい」という部分について深ぼってみます。
浮気、不倫調査を確実に成功させるには、まず、探偵がどのように調査をするのかを知る必要があります。最新の探偵の調査事情については、こちらの記事で紹介してます。
調査方法を理解したら、次は、浮気、不倫調査が失敗するパターンを確認しましょう。探偵の選び方については、別の記事で紹介しています。
浮気、不倫調査が失敗するパターン
依頼者が探偵に調査を依頼するという構造上、出てくる存在は、依頼者と探偵です。
調査の中で、探偵が弁護士に調査対象者の情報開示を依頼する場合もありますが、調査の成功確率とは関係が無いので、この記事では省略します。
浮気、不倫調査は、探偵だけで行うと思っている方も多いかもしれませんが、調査の成功確率を上げるには、実は依頼者の協力が不可欠なのです。
浮気、不倫調査の成功確率を上げるために、どういう場合に調査が失敗するのかを見てみましょう。
調査員が原因のパターン
別の記事でも書きましたが、浮気、不倫調査の主な手段は、張り込み、尾行です。
この二つの内、どちらかが失敗すると、浮気、不倫調査は失敗します。実際にどんなパターンがあり得るのか、確認しましょう。
- 張り込み中に、調査対象者と浮気相手が建物から出てくるところを撮影できなかった。
- 張り込み中に、調査対象者に撮影していることがバレてしまった。
- 尾行中に、調査対象者を見失ってしまった。
- 尾行中に、調査対象者に尾行されていることがバレてしまった。
主に、この4つのパターンに分けられます。一つずつ実例を挙げます。
1は、建物の出口の数が問題になることが多いです。
駐車場があるホテルを張り込む場合、一般客の出口と、車用の出口を張り込む必要があります。ホテルによっては、裏口があるホテルもあります。
出口の数に対して調査員の数が足りない場合、1人で複数の出口を見張ることになるので、調査対象者がホテルから出て来るところを撮影できないことがあります。
2は、私の経験上、他の原因に比べて数は少ない印象です。
しかし、田舎など、出口の前が開けた建物だと、身を潜める場所が無くて、調査対象者に撮影がバレてしまうという場合もあります。
3は、調査員の技量にもよりますが、調査対象者の想定外の行動が問題になります。
例えば、田舎で電車を利用して移動する調査対象者を尾行する場合、人の数が少ないので、ある程度距離をあけて尾行する必要があります。
その際、調査対象者が駆け込み乗車してしまうと、電車に乗り遅れることがあります。他にも、車で尾行する場合、調査対象者が急にUターンをして、信号に捕まってしまうこともあります。
4は、調査対象者との距離が問題になることが多いです。
しかし、私の経験上、2と同じく少ない印象です。
依頼者が原因のパターン
依頼者が原因で調査が失敗する場合、100%調査対象者の警戒が問題になります。一度、想像してみてください。
もしあなたが浮気しているとして、自分が浮気していることをパートナーが疑っていると気づいたら、どのように行動するでしょうか。
浮気がバレて嬉しいことは無いですよね。よって、普段より慎重に行動するはずです。
- バレるのを恐れて、浮気相手と会う頻度は減るかもしれません。
- いつも利用しているホテルには行かずに、人目のつかないホテルに変更するかもしれません。
- 誰かに尾けられてるかもと思い、普段より頻繁に後ろを気にするかもしれません。
- パートナーが自分を疑っているか確かめるために、スマホをチェックするかもしれません。
これが「警戒」です。
調査対象者が警戒すると、調査の成功確率は大幅に下がります。
依頼者の言動が原因で、調査対象者が警戒してしまうことがあります。例として、探偵の存在に気づかれて警戒される場合があります。
実際に依頼者が、探偵との通話、探偵とのLINEのやり取り、探偵との契約書などを、調査対象者に見つかってしまい、警戒されることはよくあります。
他の例として、普段とは違う行動が原因で警戒される場合があります。
探偵は、調査対象者を尾行できるように、調査対象者のその日の格好を、依頼者に画像か動画で送ってもらうことがあります。これは、本来バレないように撮影するべきです。
しかし、探偵に良かれと思い、調査対象者を洗面所の前に立たせて、直立させて写真を撮って送ってきた依頼者がいます。調査対象者は、依頼者の普段とは違う行動を怪しく思い、警戒してしまいました。
浮気、不倫調査の成功確率を上げる方法
浮気、不倫調査が失敗するパターンを、原因別に細かく確認してきました。
私の経験上8割は、依頼者が調査対象者を警戒させてしまうことが原因で、調査が失敗します。
では、調査の成功確率を1%でも上げるために、依頼者ができることは何でしょうか。
上のセクションで説明したように、調査員が原因で調査が失敗するパターンを、依頼者が防ぐことは難しいでしょう。
よって、依頼者が原因で調査が失敗する確率を、出来るだけ下げることが肝心です。つまり、調査対象者を警戒させないことが、依頼者ができる最善の努力です。
以下のチェックリストを改めて、確認してください。
- 探偵との通話を調査対象者に聞かれていませんか?
- 探偵とのやり取りを調査対象者に見られていませんか?
- スマホやパソコンを調査対象者にチェックされていませんか?
- 探偵と交わした書類を調査対象者に見られる場所に置いてませんか?
- 探偵の名刺を財布に入れたままにしていませんか?
- パートナーの浮気を疑っていることに気づかれていませんか?
- 調査対象者に普段と違う言動をしていませんか?
浮気、不倫調査は、浮気を疑って探偵を探し始めた時から、既に始まっています。
冒頭でも書きましたが、調査は探偵だけでするものではありません。依頼者の協力が必要不可欠です。調査を成功させるためにも、出来ることは地道にやっていきましょう。